確定申告書をパソコンで作成して e-Tax で提出するところまで、自分なりにキチンとできたつもりでした。
昨年末に外貨定期預金を解約していました
ところが、最終チェックもおこない、確定申告の提出期限最終日(3/16)が終わったので、ゆっくり寝ようと布団にはいったときに
昨年末に外貨定期預金を解約したけど、あれも確定申告が必要?
と突然、頭に浮かんだのです。
いま考えると、なぜこんな分かりやすい「所得」を失念していたのか苦笑いするだけですが、銀行で解約した預金には自動的に税金がかかっているものだと勝手に思い込んでいたのかもしれません。
でも、実際は昨今の円安で「為替差益」が出ており、その部分は「雑所得」として申告しないといけないのでは?と提出期限を過ぎてから思いが至りました。
逆に「確定申告の手続きが無事に済んだ!」という安心感で頭がスッキリしたため、ふと考える余裕ができたのかもしれません。
慌てて翌日、外貨定期預金を解約したみずほ銀行に出かけて「取引結果のお知らせ」を再作成してもらいました。
税務署に電話で修正申告について質問
さらに確認のため、以前も相談した管轄税務署の番号に電話をかけました。
すでに確定申告に関する相談は終了しており、音声ガイダンスに従って「国税局税務相談室」につないでもらいました。
そこで担当の方に確認したのが以下の点です。
- 外貨定期預金を解約し、円安で得た為替差益は「雑所得」で申告が必要
- 差益の計算は解約時の外貨額に、解約時と預入時の為替差を掛けた額
- 期日内に確定申告書類を提出していれば修正申告で期日遅れにならない
- 修正申告を e-Tax で提出後、増加した税額は速やかに電子納税する
その通りです。とお墨付き(?)をもらいました。
e-Tax による修正申告も便利
本当に e-Tax にしておいてよかったと思いました。修正申告の作成&送信もとても分かりやすく簡単でした。
まずは「確定申告書等作成コーナー」を開いて「更正の請求書・修正申告書作成開始」をクリックします。
あとは指示に沿って必要な情報を入力し、確定申告で保存していた「26年所得申告及び決算書等データ.data」を再利用します。
表示された一覧から修正項目を選択します。今回は「雑所得」です。
そして必要な追加・修正情報を入力します。
ここで入力する「種目」「名称」についても「国税局税務相談室」で確認しましたが、「為替差益」と「銀行名」でいいですよ、と言われました。
あとの修正申告書作成&送信作業は確定申告書のときとほぼ同じでした。
確定申告できていれば間違えることはないでしょう。
Pay-easy税金・料金払込の電子納税が便利
そしてダウンロードした「申告内容確認票」の「所得税及び復興特別所得税の第3期分の税額の増加額」を確認しました。
この額を電子納税します。銀行サイトの Pay-easy(ペイジー)が使えます。
送付書内容の入力で「収納期間納付番号」と「収納期間納付区分」は税務署から送られてきた「領収済通知書」に印字されています。
「収納期間確認番号」が何か分からなかったのですが、最初に役所で設定した 6ケタの数字のようです。忘れてしまったときは「e-Taxソフト」で再設定できます。
インストール、ログインして「利用者情報の登録・確認・変更」を選択します。
「納税用確認番号等」は「登録済み」と表示されるだけで確認できないので、忘れていたら「変更」するしかありません。
これで電子納税に必要な「納税用確認番号」を確保できたので、ペイジーでの支払いが完了しました。
修正申告による延滞税が気になる
実は確定申告書の提出期限を過ぎての修正申告による税額増額分に延滞税が結構、かかるのではないかと心配していました。
上記ページに「平成26年分所得税確定申告の延滞税(修正申告分)」の計算ができる下記ページが紹介されています。
たとえば確定申告期限から 1週間遅れて修正申告した場合、もし 10万円の追加納付だとして計算したところ延滞税はゼロでした。
さらに 1か月後、3か月後にしてもゼロです。
さすがに半年後は 1.4% ほどかかりますが、常識的な額ではないでしょうか?
まじめに提出&納税すれば大丈夫みたい
以上のように修正申告と税の納付を完了しました。今回、学んだことは
- なんとしても確定申告書は期日内にいったん提出することが大切
- 提出後、申告漏れに気づいて修正申告や追加納付となっても大丈夫
- 短期間で気づいて修正すれば延滞税なども大きな額にはならない
といったところです。
もちろん、期日内に正確に申告できればよかったのですが、はじめての確定申告なので間違いや勘違いがあっても、ある程度は仕方がありません。
その代り、もし期限後に申告漏れや入力ミスに気づいたら、速やかに修正申告をして必要なら追加で税金を納付すればいい、ということです。
今回、ここまで経験すれば、来年はもう少しうまくできるだろうと、そのためにも恥ずかしながら記事にして残しました。
そんなこんなで、今度こそ本当に2014年の確定申告は終了です。お疲れ様でした。
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