仕事部屋にする和室で障子が破れていたのでプラスチック障子紙を貼りました。
経年劣化で破れる紙の障子
15年前に購入したマンションですが、和室はほとんど使わずに物置状態でした。
にもかかわらず、何にもしていないのに障子が破れているわけです。きっと湿気や寒暖差などで劣化したのでしょう。
数年前には破れに気づいていたのですが、生活に支障はなかったので放置していました。それでも仕事部屋にするのであれば何とかしたいところです。
プラスチック障子紙とは
そこでホームセンターに出かけて障子紙の現状を見ていると「プラスチック障子紙」というものがあることを初めて知りました。
これなら破れにくいはずだし、冷・暖房の効果もアップするでしょうし、水拭きもできるようなので専用の両面テープと一緒に購入しました。
アイロンで貼るタイプもありましたが、アイロンをうまく使える自信があまりなかったので両面テープで貼るタイプにしました。
猫対策として買う人も多いようですね。柄入りもあるようですが、私は無地にしました。
貼り方動画とはがし方
とはいえ、障子紙など貼ったことがないのでネットで調べると分かりやすい動画がありました。
- ホームセンターグッデイ 「プラスチック障子紙の張り替え」篇 – YouTube
【追記】2018/10/24:残念ながら紹介した動画は削除されたようです。
軽妙な音楽と「完成まで約15分」というのにだまされました。初めての人は障子一枚を貼るのに 1時間はかかると思います。
二枚貼ると、当然、二枚目は慣れてくるので時間も短縮できますが、それでも 15分は無理でしょう。
そもそも古い障子をはがした後に乾かすことを考えると全工程で半日は見込んだほうがいいです。
水を含んだスポンジで古い障子の「桟」を濡らして数分置くと、簡単にめくれるので、ちょっと感動しました。
私の場合、はがしたあとを乾かすために一晩、おいておきました。
貼るときのポイント
貼り終えた後で、アサヒペンの動画を見つけました。こちらのほうが本家なので見ておいたほうがいいです。
基本は動画通りにやっていけばいいです。両面テープは最初はタテ、次にヨコと丁寧に貼っていけば、まずは失敗しないと思います。
あとは私が実際にやったときに感じたことを紹介しておきます。
- 障子紙の「巻ぐせ」がかなり強いです。そのため逆向きに巻くのは大変ですが、後ではがれないようにやっておいたほうがよさそうです。
- 1枚目は畳の上に置いてやったのですが、腰が痛くなりました。作業効率も悪くて時間もかかるので避けたほうがいいでしょう。
バランスを崩すと桟を踏みそうになります。 - 大きな机がなかったので、2枚目は近い高さの机や台を2つ用意して、その間を渡して作業しました。すいぶん楽でした。
- 最初、障子紙の端を下に挟み込むようにして留めてから貼ってみましたが、やはりマスキングテープで嘴をきちんと留め、少し引っ張る感じで障子紙をピンと張ったほうがたるまなくていい感じでした。
- 専用の定規を400円くらいで売っていましたが、ほかに使い道がなさそうなので、汎用性のある曲尺を300円で買いましたが、それで十分でした。
- 最初はテープを貼った外周あたりに定規を合わせてカッターで切ったのですがズレがあり、段差に沿ってペーパーナイフで「周囲をきめ込む」ことでうまくいきました。最初からアサヒペンの動画を見ればよかったです。
私が買ったお店では両面テープは 1巻ずつでしたが、アマゾンでみると 2巻入りもあるようです。
障子 2枚を貼るなら、両面テープはこちらのほうが安上がりです。
いまのところ満足です。
できあがりはこんな感じです。見た目にも、触っても、プラスチック障子紙だといわれなければ普通の紙だと思うでしょう。
ただ、紙の障子では最後に霧吹きをして弛みを取る手順がありますが、プラスチック障子紙ではそれができないため、少し弛みが残っている感じが気になります。
それでも以前よりも明るく感じますし、貼って切るときにプラスチック障子紙の丈夫さは実感できたので、いまのところ大いに満足です。
「断捨離」で乾燥機や壊れたパソコンを処分をして、障子を取り換えたことで和室がスッキリしました。
ここに仕事のやりやすい机と椅子を持ち込んで、パソコンを設定すれば仕事部屋は完成する予定です。
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