大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は期待以上に充実した展示施設でした

広島旅行の最終日となる 3日目(11/5)は少し足を延ばして呉(くれ)にある「大和ミュージアム」を訪ねました。

「大和ミュージアム」を見るために「呉」を選択

3日目に訪問する場所は「岩国」や「尾道」といった候補もあったのですが「大和ミュージアム」が見たくて「呉」に決めた経緯があります。

そんな呉駅までは広島駅から JR呉線で約40分(500円)、途中から電車の窓越しに海が見えて退屈せずに行けました。

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呉駅からは「大和ミュージアム」への案内板をたどって歩けば 5分ほどで大きな施設が目に飛び込んできます。

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左が「大和ミュージアム」で右に見えるのが「てつのくじら館」が展示している潜水艦「あきしお」です。パノラマで撮影しました。

 

入場料は一般で 500円。充実した展示品や資料を考えると納得のいく料金です。

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「大和」の 1/10 スケール模型は大迫力

訪問前から「大和」の 1/10 スケール模型の話は聞いていましたが、これは確かに一見の価値ありの迫力です。

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下から見上げたり、上から見下ろしたり、どの角度から見ても、とんでもないものを造ったものだと感じることができます。

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1/10 でも全長26.3m、高さ5.7mというのですから、実物はあの資材のなかった時代に信じられないほどのスケールです。

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燃料が尽きたら座礁させて砲台として使うという呆れたシナリオもうなずけます。

 

さらにその巨大さゆえに位置が捕捉されたら最後、爆撃機から格好の的にされたことは想像に難くありません。

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「呉の歴史」展示室の充実ぶり

呉が軍港として労働者を集めて栄えた歴史を順を追って紹介しており、各コーナーに5分前後の動画があって分かりやすく、資料も本物が多くて見ごたえありました。

その中で「八八艦隊」なる艦隊整備計画があったこと、海軍軍縮条約などで紆余曲折があったことなども始めて知りました。

 

さらに「大和」の計画から設計、建造、導入された技術、そして最後の沖縄特攻までの参加作戦までが詳しく紹介されていました。

沈没したときの乗組員の写真や手記や遺書、遺品なども展示されており、3,000名にもおよぶ命が失われたことを思うといたたまれません。

 

そんな展示品の中でも九州沖に沈んだ現在の姿を紹介する模型は、1/10模型が威風堂々たるものだけにその落差が際立ちます。

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呉も軍港であることからたびたび空襲を受けたようです。それでも戦後、平和産業港湾都市として復興を果たし、大型タンカーの建造などで「造船のまち」として再生する過程はたくましいものです。

この「呉の歴史」展示室だけで2時間近く見学しましたが、情報量が多すぎて消化不良を起こすくらい充実した展示でした。

大型資料展示室の「実物」に圧倒

ゼロ戦や特殊潜航艇の実物展示があり、どれも本物の迫力が伝わってきました。

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中でも人間魚雷「回天」の特攻隊員を紹介する資料には胸が詰まりました。話に聞いたことはあったのですが、とんでもない話です。

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大和波止場など屋外展示も充実

大和波止場は「大和」の実物サイズに合わせて艦橋や船首、主砲をかたどっており、いかに大きな船だったかを感じることができます。

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さらに、こんなところに潜水調査船「しんかい」の展示もありました。

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なぜ、ここにあるのかは少しピンときませんでした。

 

さらに入口の前(レンガパーク)にも大きな展示があり、「陸奥」の主砲身や主錨などは呆れるほど巨大です。

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ほかにも見どころはたくさんあったのですが、13時近くになってさすがにお腹も空いたので見学を切り上げました。

いつかまた立ち寄りたいかも

この日は「広島旅行」最終日で、特に前日の宮島での山歩きによる疲労が残っていたこともあり、体力的にもきつかったです。

それに、ここまで内容が充実しているとは予想していなかったので大いに「消化不良」となりました。

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もしまた広島に来ることがあり、時間に余裕があれば再び立ち寄りたいミュージアムであることは間違いありません。

 

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