柄にもなく六本木・森アーツセンターギャラリーで「こども展」を観てきました。
- こども展 名画にみるこどもと画家の絆 | 六本木ヒルズ – Roppongi Hills
「こども」というテーマが秀逸
絵画には疎いのですが「ルノワールやピカソぐらいなら分かるだろう」ということで、あまり期待せずにチケットを買いました。
意外と良かったです。「こども」というテーマが取っ付きやすかったこともありますが、多くの絵が愛情をこめてこどもを描いているのが伝わってきたからです。
一番、気に入ったのが
オーギュスタン・ルーアール
《眠るジャン=マリー、あるいは眠る子ども第1番》
まあ、見たまんまですが、抜群に可愛いかったです。
ほかにも
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども》
アンリ・ジュール・ジャン・ジョフロワ
《教室にて、子どもたちの学習》
ベルナール・ブーデ・ド・モンヴェル
《ヌムールの寄宿舎》
などが気に入りました。
ルソーとピカソ
一方で、パンフレットでもルノワールとついになっていた
アンリ・ルソー
《人形を抱く子ども》
については解説で「素朴派」といわれてもピンときませんでした。
きっと見る目がないのでしょう。
ピカソも、いつもながらよく分かりません。
それでも、フランソワーズ・ジローの作品との対比は興味深かったです。
また、レオナール・フジタの作品を初めて観ました。無表情で色白なこどもたちは異様な感じもしましたが、見慣れてくると味わい深いものに感じてくるので不思議です。
特に 《フランスの48の富》は思わず、ひとつずつ見てしまいました。
「二度観」はダメダメ
そんなこんなで、結構いい感じだったので、もう一巡、観てもいい?と受付の女性に聞いてみたけど、やんわりと断られました。やはり、そんなものなんですね。
「こども展」は、このあと 6月29日まで森アーツセンターギャラリーで開かれ、そのあと 7月19日より「大阪市立美術館」で開催(10月13日まで)されるとのこと。
ご興味のある方はどうぞ。
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