独立するまでは「どこでも仕事場」ともいえる「ノマドワーク」に興味を抱いた時期がありました。なんとなく「自由人」の感じがするし、場所を変えれば様々な刺激も得られそうな気がしたからです。
でも、実際に独立して実感しているのが、メインで働く場所は
環境を整えた自宅の仕事部屋のほうが断然いい!
ということです。
自宅の仕事環境づくりが大切
確かに独立する前は散らかった居間のコタツ机で作業をしていたこともあり、場所を変えたほうが気持ちよく働けるかもしれないという思いはありました。
しかし独立してすぐ、この環境では仕事とプライベートが分けられないので、どうせなら会社員時代よりも快適な仕事部屋を作ってみようと決めたわけです。
そこでまずは「断捨離」をおこなって自宅を徹底的に片付けました。居間の床が見えるようになったのは画期的でした。
これだけでも一気に自宅で快適に過ごせるようになりました。
独立したら仕事部屋作りに時間とコストをかけるべき
さらに、ほぼ物置だった和室も片づけ、自分なりに理想の仕事部屋を時間とコストをかけて作ってみました。
机から椅子、棚やキャビネットなどを買い揃え、自分の好きなようにアレンジした現在の仕事部屋はこんな感じです。
この環境なら、一日中、仕事をしていても苦になりません。
最強のデュアルディスプレイ環境
中でも画期的だったのが「デュアルディスプレイ」です。
この環境に慣れてしまうと、たまに外出先でノートパソコンだけの作業はもどかしくて仕方がありません。
確かに「文章を書くならノートパソコンでも十分」かもしれませんし「書くだけ」ならタブレット端末でもスマートフォンでもできます。
でも、過去のブログを参考にしたり、関連情報をネットで確認や引用したり、写真を加工したりして記事を仕上げるときにノートパソコンではあまりにも貧弱です。
私のブログはスマホで撮った写真に短いコメントを付けて公開するような形式ではないので「デュアルディスプレイ」環境はなくてはならないものです。
独立して分かること
さらに実際に独立して、自宅で仕事を始めるとノマドワークに対して以下のことを痛感します。
- その場所に行く時間とコストがもったいない
- その場所で過ごすにはドリンク代などが必要
- 電源やネット接続の確保と毎回の設定が面倒
- 移動時やトイレ時の機器の盗難や紛失が心配
- どう頑張っても最低限の作業環境でしかない
せっかく通勤が不要となり移動しないでも仕事ができるようになったのに、わざわざ時間とコストをかけてノマドワークをする必要性を感じません。
特に通勤定期がなくなると、少し移動するだけでも交通費がかかることが骨身にしみるというか、交通費についてはかなりシビアになりました。
さらに午前中の最も作業に集中できる時間帯を移動に使うのはもったいないです。人生で通勤時間がかなり大きな損失だったことを実感しています。
※ もちろん、引きこもり防止など通勤にも効用はありますが…。
そもそも朝から開いているお店やワークスペースは限られています。自宅の仕事部屋なら好きなドリンクや軽食もいつでも安価に用意できます。
モバイル機器や環境は確保して当たり前
もちろん、外出時でもなるだけ快適に作業できるように機器や環境の用意はいつでもできています。
設定済みの Surface Pro 3 とテザリングできる iPhone 5s、Pocket WiFi があるので、喫茶店でも図書館でも、旅先でも実家でも仕事はどこでもできます。
でも、これはあくまでも最低限の準備であり、その環境でおこなう仕事をメインにしてフラフラと動き回りたいとは思いませんし、作業効率が悪すぎます。
結論としては
私にノマドワークという働き方は必要ない
ということです。
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