1人用土鍋(6号)で「カレー」や「肉じゃが」がうまく料理できたところまでは紹介しました。
土鍋で炊飯するとおいしいって本当?
となると、これからは自分で料理するので買い置きのレトルトは食べてしまおう!と「ビーフハヤシ」を取り出しました。
でも、ビーフハヤシと冷凍している一杯分のごはんを従来のように電子レンジで加熱して食べるのでは、あまりにも芸がありません。
そこで「土鍋でご飯を炊くとおいしい」と聞いた記憶があったので、この際、1人用土鍋で炊飯に挑戦してみようと思ったわけです。
実は『男のええ加減料理』の中にも「男の土鍋めし」の紹介はあるのですが、いずれも具材を一緒に炊くメニューです。
ご飯だけを炊く場合のレシピも載せれいればよかったのに、と思います。
そこでグーグル先生に聞いてみると、いっぱい出てきました。
どれも、もっともらしく書いていますが、意外と火加減や切り替える時間などはバラバラです。それと 3合の場合が多いです。
炊き始めから沸騰するまで中火で 10分
とりあえず、以下の 2つを参考にしてみました。
- 土鍋ご飯の炊き方/レシピ:白ごはん.com
- 東京ガス:直火ごはん:「土鍋」を使って:絶品土鍋ごはんの炊き方
特に「東京ガス」といわれると、なんとなく信頼してしまいます。中でもグラフ付きで説得力があったのが
キーポイントといえるのが炊き始めから沸騰するまでの間。この時に10分前後の時間をかけると、お米の甘味がしっかりと引き出せ、ふっくらとほど良い食感のごはんに炊き上がります。
出典)東京ガス:直火ごはん
というところです。
同時に読んだ「土鍋ご飯の炊き方/レシピ:白ごはん.com」でも
中火にかけて10分ほどで沸騰をはじめる
とありました。
強火で、もっと短時間で炊くという記事もありますが、まずは『沸騰するまで中火で10分』で行こうと決めました。
お米 1合に水は 180ml でいいのか?
残念なことに東京ガスは 3合(水 540ml)、白ごはん.com は 2合(400-450ml)と 3合(600-650ml)の紹介しかありません。
一方で『男のええ加減料理』の「男の土鍋めし」では、具材を一緒に炊くレシピではありますが
米 1合に対して、水+酒+白だしで 170~180ml にする。この水加減が重要
ということなので、とりあえず最初は 180ml で試してみることに決めました。
まずは 1合のお米をといで、水に 30分浸けました。最後はざるで水を切るとあったので、最初からざるで浸してみました。
30分後に水を切るとこんな感じ。白くなるものなんですね。
いままで炊飯器にセットした状態で水に漬けていたので分かりませんでした。
土鍋に移して水を 180ml 加えました。
沸騰までの火加減は調整が必要かも
まずは土鍋の底に炎の先が触れる中火から、少し強火の間くらいで火にかけてみました。いま写真で見ると少し傾いていますね。
10分で沸騰するかどうか、タイマーとにらめっこです。
8分ほどで沸騰し始めたので、少し弱めて 10分までは維持しました。
最初から火加減は少し弱くても良かったかもしれません。
10分で弱火にして、そこから 20分。ここはもう少し短くてもよかったかも。
そしてさらに10分間蒸らしました。ふきんを上からかけてみました。
おいしく炊けたけど「おこげ」が多い?
こちらが炊き上がりです。最初にしては、なかなかいい感じではないでしょうか?
土鍋に触れる部分は「おこげ」ができていました。
思ったより多い気がしますが、どうなんでしょう?
ご飯はとてもおいしく炊けていました。つやがあって水分もちょうどいいです。
ビーフハヤシと一緒に食べたので「おこげ」の部分もおいしくいただけました。
1合は食べるにも残すにも微妙な分量
最後は土鍋にハヤシをかけて、焦げた部分も一緒においしく完食しました。
正直、1合だといつもの茶碗で 2杯近いので少しご飯を食べ過ぎな感じです。とはいえ、半分を残すという量でもありません。
洗ってみると焦げた部分が残ってしまいました。
まあ、300円の土鍋なので後悔はないのですが、ちょっと残念な気分です。
【追記】その後、何回か使うと焦げはキレイに落ちました!
結果としては少し「おこげ」が多めで、最後に土鍋に焦げが残ったくらいなので、最初の火加減はもう少し落としたほうがいい感じです。
あるいは少し大きい土鍋で 3合くらい炊いたほうがバランスよく炊けて、全体の中で「おこげ」の量も気にならないのかもしれません。
ここにきて最初に読んだ『料理ができる男は無敵である』に
理科の実験と同じ
と書かれていたのが妙に合点がいきました。面白いです。
どちらにせよ、1人用土鍋で 1合のお米でもおいしく炊けることは分かりました。料理と炊飯に土鍋を 2つ用意する、というのもありかもしれませんね。
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