「やよいの青色申告15」をインストールして、溜め込んでいた 2014年分の取引を延べ日数で 3日ほどかけて入力を完了しました。
所得税確定申告モジュールで途中経過を楽しむ
私のケースですが、銀行通帳から約 70件、クレジットカード明細から約 100件、現金その他の取引から約 30件で、合計 約 200件を手動で入力しました。5月に独立したのでその分、少なくて済みました。
それでも、それぞれの勘定科目を考えながら、摘要を工夫しながら、さらに対応する領収書やレシート、関連書類を整理しながらの入力なので思ったより大変でした。
私の場合、収入は月数回、決まった数社から銀行口座に振り込まれるだけなので、まず最初にすべての売上取引を入力しました。30件足らずでした。
この段階で「青色申告決算書」を途中経過としてみると 2014年の売上がはっきりして「よく頑張りました!」という実感が得られました。
次に経費関連の取引を入力するわけですが、その前に「所得税確定申告書B」の各種入力をしたのはよかったです。
各種社会保険の支払保険料を入力することで控除額が明確になりました。
もちろん、事前にエクセルで計算はしていたのですが、より現実感のある数字になりました。
入力した結果を「所得税確定申告申告書B」に摘要して、さらに会社員時代の源泉徴収票のデータを入力すると、経費処理を抜いた状態で課税される所得金額と税額が分かります。
このときの控除額を見ると「小規模企業共済」と「個人型確定拠出年金」を利用しておいてよかったと実感しました。
そしてさらに経費関連の取引をまずは通帳、次にクレジットカード、最後に現金と、それぞれ月ごとに入力したら、その都度、途中経過として「所得税確定申告書B」を確認しました。
すると経費が入力されるごとに、少しずつですが「課税される所得金額」と「所得税額」が減っていくので、入力する励みになります。
このように「やよいの青色申告15」を使って所得税額が減っていく途中経過を見ることで面倒な入力作業も思ったよりは楽しく(?)できました。
これは溜め込んだ取引データを年明けに一気に入力する必要がある場合には有効な方法だと思います。
残された課題は 3つ
データ入力はほぼ完了したのですが、いまだに自信のない点が 3つあります。
- 按分計算
電気代、ガス代、水道代、電話代などの家事按分に関する「合理的な説明」。
- 固定資産の減価償却部分の経費算入
自宅建物の事業使用部分について減価償却を経費とする場合の計算方法。
- 期末処理
2014年12月発生、2015年1月振込の売上や経費を 2014年に処理する方法。
一応、すでに自分なりに理解した計算や計上方法で「やよいの青色申告15」には入力済みですが、本当にそれでいいのかイマイチ不安です。
それでも確定申告の締切まで時間があるので、弥生のサポート、あるいは税務署に問い合わせてクリアにしていきたいと思います。
2015年からは毎月コツコツと…
「やよいの青色申告15」への入力で、アフィリエイト中心の個人事業主による青色申告のための帳簿の付け方への理解が深まりました。
これを教訓に 2015年は入力を溜め込まず、定期的に作業したいです。
さらに事前に設定しておけば銀行やカードの取引は自動で取り込めるサービスもあるので、よく検討して導入するか決めたいです。
そんなこんなで 2014年の確定申告が終了したら、2015年はどうするかをもう一度、考えたいと思います。
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