「wiTV(CVS-150CA)」という製品を試してみました。目的はリビングにある J-COM のセットトップボックスからの出力を仕事部屋のパソコンに映して視聴したい、ということです。
その上で、屋外でも iPhone や Surface で地デジの番組はもちろん、CATVの番組もみることができればさらに嬉しい、といった感じです。
wiTVとはどんな商品か
「wiTV」を簡単に説明すると、テレビやビデオなど AV機器の出力RCA端子をつないで、インターネット経由で動画を送信して各種端末で視聴できる電子機器です。
- WiTV_Your home TV anywhere
パッケージには「おうちのテレビをスマホで見よう」となっています。
実は、最初はアマゾンで同様の機能を持った別の有名商品「SLINGBOX」を調べていました。
ところが、この商品は 2万円以上もするので、試しに買ってみるには勇気がいるわけです。
すると同じ検索で見つけた「wiTV」は、欲しい機能は持っているのになんと 2,950円という信じられない価格でした。
この値段なら、うまくいかなくても「諦め」がつくし、うまくいけば相当なお買い得と思ったわけです。
アマゾンのレビューも平均で星4つと、それほど悪くないのでポチッと押してしまいました。
配線は簡単。でも、いきなり初期不良
届いた商品の中身がこちら。予想以上にしっかりした内容で必要なケーブル類は揃っています。
配線は RCA 端子同士を付属のケーブルでつなぎ、あとは LANケーブルでルーターとつなぎ、電源アダプターをコンセントに挿せば完了です。
早速、電源を入れましたが、5つの赤い LEDランプ が順番に流れるように点滅を続けて止まりませんでした。
その状態で、パソコンや iPhone にインストールしたアプリを使って設定しようとしてもデバイスが検索できないとのことで前に進みません。
ネットで検索すると、同じようにランプの点滅が止まらず、初期不良なので交換してもらったという話が見つかったので、同封されていたコステルジャパン社の「電話受付」番号に電話してみました。
電話に出たオペレータの対応はよくて(日本語は少し怪しいですが)、よほど同様の問い合わせが多いのか、すぐに初期不良として交換しますとのことで、受取人払いの佐川急便で本体だけ送り返すと、数日後、交換されて届きました。
※ 元の製造年月日は 2012年でしたが 2014年6月のものに交換されていました。
とりあえず受信はできました
交換後の本体をつなぐと、LEDランプの点滅は数分で止まり、左右の 2つが点灯した状態で設定が可能になりました。
そしてデバイスも検索され、出力されている画像も受信することができました。自宅のパソコンで見た画像はローカルエリアでこのレベルです。
音はクリアなので放送内容は十分に分かるので、ニュースやバラエティ番組ならこれでも許容範囲です。
しかし問題はパソコンのアプリは接続直後、かなりの確率でフリーズします。Windows 7、Windows 8 のパソコンで試しましたが同様に不安定です。
意外なことに屋外の LTE 経由で iPhone のアプリから利用すると確実につながるので不思議です。
パソコンで見るのが目的だったので、かなり残念です。
リモコン設定もできませんでした
さらに画質以上に「リモコン設定」がどうやってもできませんでした。
この機能が有効であれば、とりあえず使えるのに…。
一度、交換しているので、再度、問い合わせる気力がなくなっています。
とりあえず、たとえば外出前にチャンネルを合わせておけば屋外でも iPhone で見ることができるので 3,000円が無駄になったわけではありません。
とはいえ、やはり残念な結果なので、少し元気になったら、もう一度、問い合わせてみようと思います。
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