2014年に独立して自宅の和室を仕事部屋にするとき、最初に取り組んだのが「プラスチック障子紙」への貼り替えでした。
これはとても気に入って、少なくとも 10年は大丈夫と期待していました。
7年目にして障子紙がはがれてきてしまった
ところが 7年目となる 2021年、経年劣化なのか「プラスチック障子紙」が下のコーナーからはがれてしまいました。両面テープが耐えきれなかった様子。
取り急ぎ、はがれた下一列だけ切り取り、残っていた「プラスティック障子紙」を重ね張りしてみようとしました。
でも、境界部分が細すぎて、うまく両面テープを重ね貼りできませんでした。
そこで全部をはがし、再び「プラスティック障子紙」を買い直し、貼り直すことも検討しましたが、結構、面倒なので別の方法を考えることにしました。
「プラマードU」の「和室用」内窓に交換
ネットでいろいろ調べた結果、見つけたのが「内窓」の「プラマードU」という製品です。
特に「格子デザイン」で「和室用」を採用すれば、障子を取り替えても違和感がなさそうです。
さらに「プラマードU」にすることで「障子」よりも以下のことが期待できます。
- 冬の冷え込みを抑えられる
- たまの生活騒音を抑えられる
- 冷暖房の効率アップ
- 経年劣化することもないはず
いまでも我が家は静かですが、たまに平日昼間に工事や掃除の音が聞こえたりするので、そんなときも静かに過ごせそうです。
思い切って「Low-E 複層ガラス 断熱タイプ」採用
「プラマードU」にはガラスの種類があり「単板ガラス」なら値段も抑えられますが、せっかくなので「Low-E 複層ガラス 断熱タイプ」にします。
これから 20年以上は使う覚悟なので、ここでケチってもしかたないでしょう。
いろいろ調べましたがカタログの「参考価格」から 50% 引き程度が相場のようです。
DIY でも可能のようですが、値段を考えると失敗したくないので業者に頼みました。
その結果、作業経費、消費税込みで約17万円で導入できました。
障子の枠をそのまま使ってスッキリ設置される
施工前がこちら。デスクはそのままでも工事できるということで助かりました。
また、作業後に障子を無料で回収してくれたのもありがたかったです。
障子の枠の上から四方のフレーム(上下はレール)をネジ止め。
そこに窓をはめ込みます。作業時間は 40分。見た目も障子と遜色ありません。
寸法をキッチリと測り、しっかりネジ止めできれば DIY もできそうですが、手慣れた職人さんだから 40分でしたが、慣れないと半日仕事だし、失敗の可能性もあるので頼んでよかったです。
「和室用ガラス」は「和紙調ガラス」ではなかった
夜になって理解したのが「Low-E 複層ガラス 断熱タイプ」に使われる「和室用ガラス」と「和紙調ガラス」は違うということでした。
「和室用ガラス」も障子紙と同じように白いと思っていたのですが、その場合は「和紙調ガラス」にする必要があったようです。
ただし「和紙調ガラス」は「単板ガラス」にしか使えず、複層ガラスの場合は「すり板ガラス」になるわけです。
「和紙調」か「複層」かの選択肢なら、やはり「複層ガラス」でしょう。
まだ数日ですが「断熱」「防音」効果は明らか
窓と内窓の間に手を入れてみると、冷気があるのがハッキリわかります。
これが内窓を締めるとほとんど感じなくなり、さらに静けさが増すのもはっきりが分かります。
樹脂の窓枠が冷たくなく、下の隙間からの冷気もしっかり抑えられています。
もちろん、これからが冬本番なので最終的な評価はできませんが、それでも「プラマードU」導入後、仕事部屋の夜の冷え込みは明らかに抑えられ、暖房するとすぐに暖かくなり、それが持続します。
夏の冷房の効きなども楽しみで、きっと仕事にもより集中できると期待しています。めでたしめでたし。
時間に余裕があるなら「補助金」の申請もあり
実は事前に申請すれば補助金が出るということでした。
しかし「申請して交付決定してから契約、工事」ということで 11月中旬に見積り依頼したのに、補助金をもらうためには完成が来年になるとのこと。
公社が交付決定をした日の前に工事又は契約締結したものに係る経費は、助成対象とはなりません。
ー クール・ネット東京 :東京都地球温暖化防止活動推進センター | 「家庭における熱の有効利用促進事業(高断熱窓・ドア)」
補助金は魅力ですが、さすがに来年まで待てないので最短で工事してもらったので、この冬に間に合ったというわけです。
もっと早く、10月くらいに動き出せばよかったとは思いますが、まあ、申請書類の用意も面倒なので、これでよかったと自分に言い聞かせています。
この記事を読んでくださって「内窓」を検討するなら早めのアクションをお勧めします。
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