実は過去に「それは喉声だよ」と言われたことはありました。でも、当時はそれ以外の歌い方を知らなかったし、自分としては歌がうまい『つもり』だったので「余計なお世話」と感じていたわけです。
ヒデキのライブでの歌声と映像が教えてくれた
でも、この歳になって西城秀樹さん(以降、愛を込めてヒデキ)のライブ CD や映像を何度も観ることで、私の下手なモノマネとは驚くほどレベルが違う「うまさ」にいまさらですが強い衝撃を受けたのです。
- 「絶叫 情熱 感激/西城秀樹」でヒデキの歌のうまさとカッコよさに感激しっぱなし
- DVDボックス「HIDEKI NHK Collection 西城秀樹 ~若さと情熱と感激と~」でヒデキのアクションを堪能
ヒデキの歌い方とその歌声を観て気づいたのは
- 高い声を出していても発声に「力み」が感じられない
-「ブルースカイブルー」のサビも余裕で繰り返している - 低くささやくように歌っていてもしっかり声が出ている
ー スローに歌った「至上の愛」の最後のささやきも届く - サビに真似できない高音やシャウトを発声している
ー「この愛のときめき」の『イェィイェィ』の部分など - しっかりしたビブラートやロングトーンを自在に操っている
-どの曲でも安定感のある歌唱で安心して聴ける
特に「絶叫 情熱 感激/西城秀樹」の DISK3 のライブ音源はとても参考になりました。中でも「ブルースカイブルー」の「ラララ…」の部分をファンと一緒に歌うシーンで、あれだけ優しく歌えるのは凄いです。
とにかく、いままでの単に声を張り上げるモノマネではなく
ヒデキのようにうまく歌えたらいいな!
と心底、感じたわけです。
2冊のボイストレーニングの本で多くの気付き
そこで、新たに 2冊の本を買ってきました。
- Amazon.co.jp : 1週間で3オクターブの声が出せるようになる本 無理な力を入れずに声域を拡げる驚きのボイス・トレーニング(CD付き) – 石川 芳
- Amazon.co.jp : 決定版! 高い声で歌える本-高音拡張のためのトレーニングCD付き – 高田三郎
それぞれ新しい「気付き」があったわけですが『1週間で3オクターブの声が出せるようになる本』では、この部分に一番「なるほど」でした。
力を入れて声量を出していた人が、本書のトレーニングで力を抜いて声を出すと、あらビックリ、小さくて頼りない声しか出ないことになります。
そうなんです。だから、なかなか従来の歌い方を捨てられずにいたわけですが、そのままではどうしてもヒデキのような歌い方にならないのです。
それでも、徐々にですが喉の力を抜く中で、より高い地声も出るようになり、喉の疲れも大幅に軽減され、何曲でも続けて歌えるようにはなってきました。
とはいえ、地声と裏声の自然な切り替えができなかったのですが『高い声で歌える本』で紹介されていた練習法「ヴォーカルフライ」と「リップロール」を繰り返すうちに徐々に『できる』感覚が芽生えてきました。
これまでの癖が抜けるのに時間がかかる
せっかく頭では理解しても、ついついカラオケに行くと喉を使った歌唱が抜けきりません。だって大声で歌うと気持ちいいんですもの…。
そのため 5ヶ月ほど「ひとりカラオケ」を続けていますが、9月くらいまでは全然、理想の歌い方にはなりませんでした。
それが10月の後半あたりから、ちょっとずつ『コツ』が掴めてきた気が…。勘違いかもしれませんけど。
まだまだ全然なのは確かなので、これからも少しずつ、楽にのびのびと高音まで出せるようになれたらいいな、といった感じです。
ある程度、納得できる歌声になったら「うたってみた動画」にでもしてアップしようかと目論んでいます。
さて、いつになるやら…。
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